本屋象の旅 | 横浜・阪東橋の新刊書店

お休み

１２月のお休み

３日（火）、７日（土）、８日（日）、１０日（火）、１７日（火）、１８日（水）、２４日（火）

※１２月１５日（日）はイベント開催のため、１５時までの営業となります。

年末年始のお休み

１２月２７日（金）～１月３日（金）

※年始は１月４日（土）１２時から営業いたします。

お知らせ

2024.11.06

第４回「本は港」出店のお知らせ

2024.10.18

「1人の物語から立ち上がってくること。生きづらさと回復をめぐる当事者と看護師の対話」トークイベント開催のご案内

2024.09.22

「ブックサンタ」参加のお知らせ

2024.09.14

11/2（土）「海外文学をおすすめし合う読書会」開催のご案内

2024.09.08

Webショップ開設のお知らせ

2024.09.02

9/29（日）「梅屋敷ブックフェスタ」出店のお知らせ

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『濱手帖13号』

こんにちは。今日はこちらの一冊をご紹介いたします。

地元横浜の文化を、丁寧な取材で発信する『濱手帖』。最新号の特集は「ヒサクニヒコの横浜の記憶」です。

漫画家・イラストレーターであるヒサクニヒコさんが、横浜に越してきたのが昭和26年。当時7歳だったヒサさんが、それ以降ずっと見つづけてきた横浜の暮らしや文化を、味わい深く、見事なイラストと解説で、楽しく読ませてくれます。

当時の横浜を知る方にはもちろん、今の横浜しか知らない方にとっても、楽しみながら歴史を偲んだり、学んだりすることのできる一冊ですので、お店で見かけたらぜひ手にとってみてください。

いよいよ今週末12月7日（土）、8日（日）は、「本は港」が開催されます。『濱手帖』を出版する「P to P」さんも出店いたしますので、ぜひ週末は「本は港」が開催される日本大通りにお越しください。皆さまとお会いすることを、今から楽しみにしております。

＃濱手帖 #ヒサクニヒコ #PtoP #本は港 #本屋象の旅

『ハーレムの熱い日々』こんにちは

『ハーレムの熱い日々』

こんにちは。今日はこちらの一冊をご紹介いたします。

著者は、フォトジャーナリストの吉田ルイ子さん。1960年代のニューヨーク・ハーレムに暮らした著者によるエッセイです。

ニューヨークのハーレムといえば、黒人文化の中心地。60年代は、黒人差別の問題や、公民権運動が活発だった時代。その真っただ中に暮らす日本人の女性によって書かれたものが、おもしろくないはずがありません。

さまざまな出自をもつ人々が集まるアメリカで、アジア人の女性として著者が捉えたものを切りとった写真や文章は、今では貴重な記録といえるでしょう。グラデーションを成すかのような、人々の心に潜む階層的な差別意識。この問題の根深さは、今もなお解決をみない世界が物語っております。

けして堅苦しい作品ではなく、当時のニューヨークの雰囲気も味わうことのできるこのエッセイ。文庫本で読みやすいと思いますので、ぜひ手にとってみてください。

#ハーレムの熱い日々 #吉田ルイ子 #ちくま文庫 #本屋象の旅

『傷つきのこころ学』こんにちは。

『傷つきのこころ学』

こんにちは。今日はこちらの一冊をご紹介いたします。

著者は、トラウマ研究の第一人者として知られる、精神科医の宮地尚子さん。現代社会における「傷つき」の特徴にはじまり、「傷つき」からの回復にいたる考えかたまで、とても簡潔でわかりやすい文章で説明されております。

生きていれば誰しもが、人を傷つけ、人から傷つけられます。もともと、無自覚に人を傷つけてしまうことはありますが、SNSの普及した現代では、これまで以上に人を傷つけ、人から傷つけられることもあるでしょう。傷つくことからは逃れられないものとして、著者は「傷つき」との付き合いかたを、やさしく教えてくれます。

NHK出版の「学びのきほん」シリーズは、どの作品もわかりやすくコンパクトにまとめられておりますので、気になるテーマがございましたら、ぜひお気軽に手にとっていただきたいと思います。

また、『傷つきのこころ学』を読み、ほかにも著者の本を読んでみたいという方には、『傷を愛せるか』（ちくま文庫）をおすすめいたします。むつかしいわけではありませんが、よりひろく、より深く考えさせられるエッセイ集です。お読みでない方には、どなたにでもぜひ、という一冊です。

#傷つきのこころ学 #学びのきほん #宮地尚子 #NHK出版 #本屋象の旅

『言葉なんていらない？』こんにち

『言葉なんていらない？』

こんにちは。今日はこちらの作品をご紹介いたします。

こちらは、創元社のシリーズ「あいだで考える」の一冊で、“不確かな時代を共に生きていくために必要な｢自ら考える力｣｢他者と対話する力｣｢遠い世界を想像する力｣を養う多様な視点を提供する、10代以上すべての人のための人文書のシリーズです。”（版元サイトより）

謳い文句のとおり、このシリーズの作品はどれもがわかりやすく、とても勉強になるのですが、『言葉なんていらない？』は、哲学者の古田徹也さんが、言葉の特徴や問題点、言葉との親しみかたなど、言葉のいろいろな側面から、噛んで含めるように説明してくれます。

言葉の伝わらなさ。これは誰しもが感じていることかもしれません。身近な人とのコミュニケーションでも、伝わらないと思うことは多々あると思いますし、SNSが浸透した今の世の中では、言葉を発した当人の意図を離れ、真意、真偽が確かめられることもなく、制御できないところまで拡散されてしまいます。

くわしくは本書をお読みいただきたいのですが、そんな言葉だからこそ、たいせつにしたいという著者の思いを、つよく感じました。

本を読むことや、外国語を学ぶことの効能についても触れられております。誰もが日々つかっている言葉について、あらためて考えてみるきっかけになるかもしれません。ぜひ手にとってみてください。

#言葉なんていらない？ #私と世界のあいだ #あいだで考える #古田徹也 #創元社 #本屋象の旅

『私が諸島である　カリブ海思想入門』（中村達）が第46回サントリー学芸賞（思想・歴史部門）を受賞しました。おめでとうございます。

とてもおもしろいので、この機会にぜひともおすすめいたします。以下、再掲です。

こんにちは。今日はこちらの一冊をご紹介いたします。

カリブ地域。日本からの距離も遠く、ほかの国ほど関係性が濃いわけではありませんので、あまり詳しくない方が多いのではと思います。

そして、思想。こちらも専門の方を除いては、馴染みの薄い分野かもしれません。

わたしもまったくの門外漢なのですが、この本は最初から最後まで、とてもおもしろく読み終えることができました。

著者は中村達さん。カリブ海文学・思想を専門とし、日本人としてはじめて、西インド諸島大学モナキャンパス英文学科の博士課程に在籍された方です。

1492年、コロンブスの新大陸発見。年号を覚えておられる方も多いであろうこの歴史的事実に、カリブ海一帯の諸島も巻き込まれます。

先住民族の絶滅、奴隷制、植民地化、プランテーション、アジア人の年季奉公制。統治国によって言語もちがい、さまざまなルーツを持つ人びとが織りなす社会。詳しくは本書をお読みいただきたいのですが、凄惨な歴史を経ての今があります。

西欧を中心に発展した思想史においても、その存在をなきものとされてきた諸島の人びと。孤立した島々としてではなく、諸島全体をひとつの世界として、独自の思想を体系化する試みがなされており、本書はその入門書となります。

入門のタイトルどおり、難しい言葉もわかりやすく説明されますし、何よりも序章から第15章までの章の構成が絶妙で、なるほどと肯きながら、ついつい次の章を読み進めることになります。

まったく知らない分野ということもあり、近年読んだ本では、もっとも知的興奮を覚えた本のうちのひとつです。世界の広さを知り、自分の世界もひろがる本書を、ぜひ手にとってみてください。

#私が諸島である #カリブ海思想入門 #中村達 #書肆侃侃房 #本屋象の旅

『まったき動物園』こんにちは。今

『まったき動物園』

こんにちは。今日はこちらの絵本をご紹介いたします。

著者は、独特の韻を踏んだ文章とモノクローム線画で、日本にもファンの多いエドワード・ゴーリーさん。この作品は、AからZまでを頭文字にした不思議な生きものたちが集まった、さながらゴーリー版の「幻獣事典」です。

原文と、柴田元幸さんが翻訳された文章がともに記されているのですが、その翻訳がとにかくお見事です。

ひとつひとつの文章はさほど長くありませんので、ぜひとも原文の韻と、格調高い翻訳文を一緒にお楽しみください。

お店でも、贈りものにと絵本を選ぶお客さまが増えてまいりました。大人も楽しめるこの作品も、どうぞ手にとってお確かめください。

#まったき動物園 #エドワードゴーリー #柴田元幸 #河出書房新社 #本屋象の旅

「海外文学をおすすめし合う読書会」

こんにちは。今回は、昨日11月2日（土）に開催された「海外文学をおすすめし合う読書会」につきまして、お伝えしたいと思います。

横浜をはじめ、都内や他の県からもお集まりいただいた皆さま。今回の読書会は、おすすめの文学作品をご紹介いただく方とともに、そのお話を聞きたいという方にもご参加いただきました。雨の降るあいにくのお天気でしたが、進行を務めていただいたマヤさん（ @maya_naka.booklog ）を中心に、和やかな雰囲気で会がはじまります。

当日ご紹介いただいた作品は、全部で17作品。作家の生まれた国も、書かれた年代もさまざまな、バリエーションに富んだ作品が並びます。

どの方のお話も、作品の魅力を伝えたいという気持ちが直に感じられる、すばらしいご紹介ばかり。わたしも皆さんの輪の外で、タイムキーパーとしてお話をうかがっておりましたが、役目を忘れ、読みたい本が増えていくばかりの素敵な時間を過ごさせていただきました。

読書会が終わってからも、お店の本棚を前に、参加者の皆さまが楽しそうに会話をされている姿が印象的でした。手前味噌ではありますが、読書会を終えた後の歓談の場としては、本屋はやはり最適かもしれません。

海外文学にかぎりませんが、本は実際に読んでみないと、自分が望んでいるものかどうかがわかりません。読む読まない、買う買わないの基準は人それぞれだと思いますが、ほかの方のおすすめするお話を聞くことは、どなたにとっても本を選ぶ際の参考になると思います。

昨日ご参加いただいた皆さま、あらためてどうもありがとうございました。またこうした会は開催したいと思いますので、その節はどうぞ皆さまもご参加くださいますよう、よろしくお願いいたします。

最後になりますが、今回の読書会は、企画から当日の進行にいたるまで、古今東西の文学を愛するマヤさんの、全面的なご協力を仰いで実現いたしました。お好きなものを広めたいというマヤさんの活動は、主にX（旧ツイッター）でご確認ください（ツイッターアカウント＜@＞Mayaya1986 ）。ご存じの方も多いかもしれませんが、文学診断フローチャートなど、感嘆してしまうほどお見事です。

そういえば今日は文化の日。本を読むという文化も、残りつづけたらいいなと思います。

『ようこそ、ヒュナム洞書店へ』こ

『ようこそ、ヒュナム洞書店へ』

こんにちは。きょうはこちらの作品をご紹介いたします。

著者は韓国のファン・ボルムさん。ソウル市内で小さな書店をはじめた女性店主と、そこに集う人々の物語です。

書店をとりまく環境は、お隣の韓国でも日本と似たところがあり、いわゆる独立系書店とよばれるような小さなお店は、どちらの国でもすこしずつ増えているようです。

本屋にまつわる物語ですので、当然ながら共感するところも多く、深くうなずきながら読んでおりましたが、リアルで魅力的な登場人物たちのおかげで、純粋にお仕事小説として、また回復の物語として、どなたにでも楽しめる作品だと思います。

小さな本屋を営む身としては、経営状況等いろいろとよけいなことが気になってはしまいますが、本と本屋と珈琲はやっぱりいいな、という結論に落ち着きます。東京のお店ですと、本屋イトマイさんやフヅクエさんで、おいしい珈琲を飲みながらゆっくりと本が読みたいですね。

「本屋象の旅」も、本日11月1日から3年目に入りました。珈琲はお出しできませんが、ゆっくりと本を選ぶことはできると思います。皆さまのご都合のよろしいときに、いつでもお立ち寄りください。どうぞよろしくお願いいたします。

#ようこそヒュナム洞書店へ #ファンボルム #牧野美加 #集英社 #本屋象の旅

『とるに足りない細部』こんにちは

『とるに足りない細部』

こんにちは。今日はこちらの作品をご紹介いたします。

著者は、パレスチナ人作家のアダニーヤ・シブリーさん。大きく二つの部に分けられ、第一部では、1949年8月、「ナクバ（大災厄）」渦中のパレスチナ／イスラエルで起きたレイプ殺人が、第二部では、その事件の痕跡を追う、現代のパレスチナ人女性の日常が描かれます。

けして長い小説ではないのですが、とくに第一部は、淡々とした渇いた文体で、読むのにすこし骨が折れました。ただ、さいごまで読みおえてあらためて振りかえると、著者の言わんとすることが、おぼろげながら見えてきます。

本、あるいは小説を読むときに、その本に何を求めるかは人それぞれだと思います。純粋に楽しみたい、読んで元気になりたい、謎や展開にドキドキしたい、できれば深く感動したい、などなど。

わたしは、とくに海外の文学作品を読むときには、自分の住む世界とはちがう世界のことが知りたい、という気持ちがわりと大きいです。たとえフィクションであれ、いやフィクションだからこそ伝わるものがあると思いながら、読書を楽しんでおります。

この作品は、楽しむというには憚られるかもしれませんが、現在、世界で起きている現実と、確実につながっている物語です。タイトルに込められた意味もふくめて、読むと誰かと語りたくなるかもしれません。

パレスチナを知るために、いろいろな本が出版されております。歴史をしっかりと勉強するのも、本作や『ハイファに戻って/太陽の男たち』のような小説を読むのも、どちらもおすすめいたします。

#とるに足りない細部 #アダニーヤシブリー #山本薫 #河出書房新社 #本屋象の旅

『庭に埋めたものは掘り起こさなければならない』

こんにちは。今日は先日発売された、こちらの作品をご紹介いたします。

著者は齋藤美衣さん。当店のオープン以来よくお見えいただいておりましたので、読書家でおられることは存じ上げておりましたが、ふだんお会いして抱くおしとやかな印象からはまったく想像がつかないほど、壮絶なこころのうちをさらけ出しております。

さまざまな病気や体験を経て、世界に馴染めない感覚、生きづらさを抱えつづける著者。あることをきっかけに入院されたエピソードからはじまりますが、当事者の声として大変貴重であるとともに、読み手にもただの傍観者ではいさせないという、切実な思いが伝わってきます。

本書の後半では、自己の内面を掘り起こし、丹念に思考をたどることで、回復の道のりを歩んでいかれる過程が赤裸々に綴られます。著者の生きることについてのさまざまな考察は、生きづらさを感じている方にはもちろん、どんな方にとっても響くところがあるのではないかと思います。ぜひ、多くの方に手にとっていただきたい一冊です。

また、12月15日（日）に、刊行を記念したトークイベントも開催いたします。くわしくはお店のウェブサイトをご確認ください。お読みになった皆さまのご参加を、心よりお待ちしております。

#庭に埋めたものは掘り起こさなければならない #齋藤美衣 #医学書院 #本屋象の旅す

『アウシュヴィッツの父と息子に』

『アウシュヴィッツの父と息子に』

こんにちは。今日はこちらの作品をご紹介いたします。

先の大戦で、ナチスに翻弄されるユダヤ人一家の運命を描いた、ノンフィクションです。

ナチスの強制収容所、とりわけアウシュヴィッツに関連する本は、これまでにも数多く出版され、また映画でもたくさん扱われておりますので、事のあらましはご存じの方も多いかと思いますが、生き残った方々の人生はまさしくそれぞれで、記録や記憶として残されたものは、そのどれもが貴重です。

ウィーンに住むクラインマン一家のたどる道を描く本書は、オーストリアがナチスドイツに併合される1938年からはじまります。

象徴的でもある「アウシュヴィッツ」がタイトルにも使われておりますが、強制収容所はほかにもたくさんあり、本作のクラインマン父子も、各地の収容所を転々とします。

戦況に応じて、また、そのときどきの監督者や環境によって、いつ死んでもおかしくない日々を過ごす父子。手に汗を握りながら本作を読みすすめると、強制収容所での生死を分ける要因には、けして運だけではない何かがあることが理解できます（もちろん、不条理としかいいようがない、たくさんの犠牲のうえにかもしれませんが…）。

収容所の父子と、残された家族たちの運命。巧みな構成と自然な翻訳に助けられ、なかなかのボリュームではありますが、終始圧倒されながらの読書体験でした。

そして、現在。立場と相手と場所をかえて、ジェノサイドが続いております。どちらも許されるものではない、との認識しかございませんが、現代を生きるうえで、歴史の一端を知ることも必要かと思います。この機会にぜひ手にとってみてください。

#アウシュヴィッツの父と息子に #ジェレミードロンフィールド #越前敏弥 #河出書房新社 #本屋象の旅

こんにちは。韓国のハン・ガンさんが、ノーベル文学賞を受賞されました。日本にもファンが多く、アジアの女性としてはじめての受賞とのことで、たいへん喜ばしいことだと思います。

この受賞をきっかけに、ハン・ガンさんの作品を読んでみたいという方もいらっしゃるでしょう。ありがたいことに、日本語に翻訳、出版された作品はいろいろとございますので、一時的に品薄になるかもしれませんが、いつかどこかで、手にとっていただければと思います。

詩人でもあるハン・ガンさんの、ことばや表現の繊細さ、声なき声を拾いあげるかのような、現代史を背景としたフィクションの凄み。わたしも未読の作品はまだまだありますので、これからゆっくりと楽しみたいと思います。

また、ハン・ガンさんの作品を多く翻訳されている斎藤真理子さんの著作や、他の韓国作家の小説も、これを機に手を伸ばしていただけると嬉しいです。日本語で読むことのできる世界文学の奥深さを、一緒に堪能してまいりましょう。

アクセス

所在地

〒232-0024
横浜市南区浦舟町１－１－３９
まいばすけっと隣

Tel 045-315-7006

営業時間

10：30　～　19 : 00

定休日

毎週火曜日、第３水曜日

※営業時間やお休みの最新情報は、Twitterでご確認ください。

交通機関

横浜市営地下鉄ブルーライン「阪東橋駅」１A出口より徒歩5分

お車でお越しの場合は、近隣のコインパーキングをご利用ください。

象の旅アクセスマップ

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