お休み
2月のお休み
7日(火)、14日(火)、15日(水)、21日(火)、28日(火)
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「仏像えほん ぼくとぞうの有頂天たび」
ひさしぶりに絵本をご紹介いたします。
なんともユニークなタイトル、そのものずばり「仏像」の絵本です。絵本らしく、夢のあるストーリー仕立てではありますが、仏像の種類や成り立ち、作りかたなどのマメ知識まで、相当の情報量がうまく散りばめられております。
ときに可愛らしく、ときに精巧に、きれいなイラストとわかりやすい説明で、仏像のことがしっかりと学べます。
お寺や神社は身近でも、あまり仏像のことは知らなかったりしませんか。仏像の入門ガイドとして、最適な一冊かもしれません。
読み終えると、京都や奈良に行きたくなります。旅の前の勉強にもなるこの「仏像えほん」、ぜひ手にとっていただければと思います。
#仏像えほん #絵本 #本屋象の旅 #横浜橋
2日前

「ビルマ 危機の本質」タンミンウー著
軍部のクーデターから丸2年。報道も少なく、世界的な関心も他の地域に移っているようですが、今もなお事態収拾の目処が立っておりません。
複数の民族、多様な宗教、国としてのアイデンティティ。そもそも国家という枠組みにおさまるのかという根本的な疑問はありますが、これに加えて非合法産業による経済的問題や、地政学的に大国間の思惑が衝突するなど、複雑な問題が絡み合っております。
戦争も内戦も、人道的配慮は常に脇に置かれます。私たちにできることは少ないかもしれませんが、まずは知ること、そして忘れないことからだと思います。
国内外にかかわらず、無関心と忘却は更なる悲劇を生み出します。人は必ず忘れる。だからこそ、忘れないために本を読む。それもひとつの方法かもしれません。
#ビルマ危機の本質 #ミャンマー #本屋象の旅 #横浜橋
1週間前

「韓国文学の中心にあるもの」
翻訳家の斎藤真理子さんによる、韓国文学の背景となる歴史と、作品のおもしろさと魅力を語った一冊です。
韓国の作品が多く翻訳されるようになったのは、いつ頃からでしょうか。小説を読むだけでも充分におもしろい作品が多いのですが、韓国の現代史を学ぶことで、小説を読む解像度が確実に上がります。本書は、小説の舞台となる国の歴史、背景を、わかりやすく説明してくれます。
少し長くなりそうでしたので、お店のウェブサイト内ブログにも書きました。よろしければお読みください。
#韓国文学の中心にあるもの #本屋象の旅 #横浜橋
2週間前

「新百姓」
なんとも刺激的なタイトルと表紙ですね。新しく創刊された雑誌「新百姓」をご紹介いたします。
読ませていただきましたが、中身も相当に刺激的で、とてもおもしろいです。
世の中を動かしているシステムを疑い、世の中の見かたを変える。そのために必要な表現手段として、今、この時代に、紙の雑誌という媒体を選んだのでしょう。
言葉で説明するとどうしても堅い印象を与えてしまいますが、世界各地の写真や編集サイドの顔が見える対談の記事など、とても深い内容を、カジュアルに読みやすくまとめてくれております。
生きかたを世に問う雑誌。こんな時代にしか生まれないであろうこの雑誌を、こんな時代だからこそ読んでほしいと思います。
#新百姓 #本屋象の旅 #横浜橋
3週間前

「風をこぐ」橋本貴雄(著・写真)
とてもすばらしかったのでご紹介いたします。
事故でケガをした犬と、保護して預かった著者との、ともに歩んだ生活の記録です。
ジャンルは写真集で間違いないと思いますが、後半の2万字におよぶテキストが、写真集の枠に収まらない深みと余韻を感じさせてくれます。
はじめパラパラとページをめくり、「かわいいな」とか、「ケガをしてかわいそうだな」とか、「きれいなところだな」とか、通り一遍の感想を抱きつつ、後半の文章に目を通しました。
そこには、出会いの福岡から、大阪、東京、ベルリンへと舞台を移しながら、ともに暮らす著者と犬「フウ」の12年間が綴られております。
飾り気のない文章がストレートに胸を打ち、あらためて写真を見直すと、もうパラパラとなんかはめくることができず、フウが見たであろう風景の美しさと、フウへの愛おしさに、感情のすべてが持っていかれます。
素晴らしい映画を鑑賞したような気持ちになるこの一冊を、ぜひ手に取ってみてください。
#風をこぐ #橋本貴雄 #モ・クシュラ #本屋象の旅 #横浜橋
4週間前

「貨物船で太平洋を渡る」
旅をすることじたいのハードルが上がったこのご時世ですが、旅の本を読むだけでも楽しいものです。
ところで、貨物船で太平洋を渡ったことがありますか?
わたしはありません。たぶんこれからも渡らないでしょう。多くの方が経験されていないであろう旅の記録が、この本にまとめられています。
オーストラリアのブリスベンから横浜まで、コンテナを運ぶ貨物船で海を渡る。食事は?ベッドは?そもそもどうやって?
いろいろ気になるところが満載です。インパクトのある船上からの波の表紙をお店で見つけたら、ぜひ手にとってみてください。
#貨物船で太平洋を渡る #本屋象の旅 #横浜橋 #旅
1か月前



「タタール人の砂漠」ブッツァーティ
年末年始に読む本はお決まりでしょうか。もしまだの方がいらっしゃいましたら、候補のひとつに「タタール人の砂漠」をおすすめいたします。
国を守る軍務につく男のお話です。あらすじには触れませんが、「自分の人生、こんなものなのかな」とか、一年を振り返ったり、自分を見つめ直したりすることの多いこの時期に、ぜひ読んでいただきたい一冊です。
#読書 #本屋 #象の旅 #タタール人の砂漠
1か月前

「悪者見参」「ユーゴスラヴィア現代史」
今大会も好成績を残したクロアチア。サッカーを通して歴史を学ぶのはいかがでしょうか。
民族や宗教や言語が複雑に絡み合うユーゴスラヴィアの歴史は、新書で学ぶのがいちばんかもしれません。
どうしてもロシア・ウクライナに目が向きますが、こちらもまた、何も解決しておりません。
#クロアチア #ユーゴスラヴィア #悪者見参 #ユーゴスラヴィア現代史 #本屋象の旅
2か月前

「うさぎのさとうくん」
暮れの寒いこの季節、見るからにあたたかそうな「うさぎのさとうくん」はいかがでしょうか。
絵本作家・相野谷由起さんの、大人も子どももほっこりとする、心あたたまる絵本です。寒い夜にぜひ。
#うさぎのさとうくん #絵本 #本屋象の旅 #横浜橋
2か月前


だいぶ日が落ちるのが早くなってきました。寒さもこれからが本番ですね。「焚き火」の本で、気持ちだけでもあたたかくなりたいものです。そういえば、しばらく焚き火してないですね。
#焚き火 #本屋 #横浜橋 #象の旅
2か月前

「L&SCAPE 撮りたい世界が地元にある」
福井が地元の写真家お二人による、素敵な写真集が入荷しております。
同じ景色を見ていても、プロの眼と腕を通した作品として見せられると、その美しさにはっと息をのむことがあります。
お二人の地元、福井の美しい風景を見ながら、いつのまにか自分の住む町や、地元のことを考えていることに気がつきます。
写真集としてのみではなく、写真の撮り方や、風景の見方、また地元への想いなども綴られておりますので、きれいな写真を撮ってみたい方にもおすすめです。ぜひお店で手にとってお確かめください。
#L&SCAPE #福井 #本屋象の旅 #横浜橋
2か月前
アクセス
所在地
〒232-0024
横浜市南区浦舟町1-1-39
まいばすけっと隣
Tel 045-315-7006
営業時間
10:30 ~ 19 : 00
定休日
毎週火曜日、第3水曜日
※営業時間やお休みの最新情報は、Twitterでご確認ください。
交通機関
横浜市営地下鉄ブルーライン「阪東橋駅」1A出口より徒歩5分
お車でお越しの場合は、近隣のコインパーキングをご利用ください。