本屋象の旅

お知らせ

「1人の物語から立ち上がってくること。生きづらさと回復をめぐる当事者と看護師の対話」 トークイベント開催のご案内
2024.10.18

※お申し込みが定員に達しましたので、以降のお申し込みはキャンセル待ちの対応とさせていただきます。

 

『庭に埋めたものは掘り起こさなければならない』(医学書院)の刊行を記念して、著者の齋藤美衣さんと、精神科認定看護師として長年精神科医療に携わってきた長嶺真智子さんとのトークイベントを行います。

 

齋藤美衣さんは、自閉スペクトラム症の傾向に加えて、急性骨髄性白血病、摂食障害などの経験を重ねてきた方なのですが、自殺未遂からの精神科病院への措置入院を機に、「もう書く以外に生きる道はない」と決意し、本書の執筆を開始されました。

 

長嶺真智子さんは、長年精神科病棟での身体拘束ゼロを目指して活動をされてきた専門家です。

 

生きづらい時代と言われる現代、傷つき、日々生きることが困難な人はたくさんいると思います。その現状からどう回復していくのか、生きることを続けているのかを、当事者と支援の専門家のお二人にお話しいただきます。尚、進行は本書の編集を担当された、医学書院の石川誠子さんに務めていただきます。

 

精神医療に興味がある方、当事者、ご家族、支援者の方はもちろん、過去の傷に苦しむ人、生きづらさを抱えている方など、広く関心の高いトピックスを扱います。どうぞ皆さまのご参加をお待ちしています。

 

 

参加を希望される方は、下記の概要をお読みのうえ、お申込みくださいますようお願いいたします。

 

<開催概要>
〇日時
2024年12月15日(日)16時~17時30分(予定)

 

〇会場
「本屋象の旅」
〒232-0024 横浜市南区浦舟町1-1-39
TEL045-315-7006

 

〇募集人数

15名

 

〇参加費

1,650円(税込)

 

〇参加条件
『庭に埋めたものは掘り起こさなければならない』(医学書院)の読了を、参加の条件とさせていただきます(どちらでご購入いただいてもかまいません)。
また、齋藤さんにはサインをしてくださる旨ご了承いただいておりますので、当日はぜひとも本作をご持参ください。

 

〇お申込み方法
「本屋象の旅」ウェブサイトのCONTACT(お問合せ)ページから「トークイベント参加希望」の旨、送信ください。お申し込みが募集人数に達ししだい受け付けを終了し、キャンセル待ちの登録とさせていただきます。

 

〇当日のお願い事項
・当日は、15時40分から開場・受け付けいたします。
・参加費は、当日、受付けの際にお支払いください。
・マスクの着用にご協力をお願いいたします。
・当日の体調に不安がある場合は、お店にご連絡のうえ、キャンセルをお願いできればと思います。

 

【プロフィール】
齋藤美衣(さいとうみえ)
作家・歌人
1976年、広島県生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒。
4歳ごろから他者に「言葉が通じない」感覚を持ち、外部とつながることを難しく感じる。聴覚、視覚、感覚過敏のため、日常生活で日々困難を感じる。14歳のとき急性骨髄性白血病で1年間の入院生活を送る。19 歳から摂食障害を発症し、以降断続的に精神科にかかる。30代前半から半ばにかけて精神科への入退院を繰り返す。現在、自己認知している診断名は、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、適応障害、複雑性PTSD。
14歳の白血病の入院中に『サラダ記念日』を読んだのをきっかけに短歌を作り始める。2022 年、短歌作品「蚱蝉」30首でO 先生賞を授賞。2024年10月第一歌集『世界を信じる』を出版。

 

長嶺真智子(ながみねまちこ)
東京武蔵野病院・看護師(精神科認定看護師)
2001年、北陸の精神科病院に入職。高岡市医師会看護専門学校を卒業後、2012年一般財団法人精神医学研究所附属 東京武蔵野病院に入職。2014年精神科認定看護師を取得。現在は認知症治療病棟で勤務しながら、精神科認定看護師の会事務局を兼任。小学生の頃に『レ・ミゼラブル』を読み、泣いた自分に驚いたことをきっかけに本が好きになる。匂い・音・光に対して敏感に反応してしまうため、好みの条件がすべて整っていないと集中できないという厄介な気質を持つ。 瀬戸内の景色に魅了され、毎年、瀬戸内海の島々を旅している。