本屋象の旅

ブログ

本屋さんのお仕事
2022.11.16

こんにちは。昨日はお休みをいただきました。お店に来てくださったご縁で、お昼はおいしいカレーを、午後はおいしい珈琲をいただいて、休日の心地よい時間を過ごせました。お店をひらいたことで、まちとの距離が近くなったような気がします。

 

さて、まだまだはじまったばかりの本屋さんですが、一日をお店で過ごしているといろいろな時間帯があって、今はそれぞれの時間を新鮮な気持ちで楽しみながら、はたらいております。お客さまに話しかけていただき、いろいろと本のお話をするのはもちろん、お仕事や暮らしぶりをお聞かせいただくのもまた、楽しい時間です。

 

そして、日によってちがいはありますが、必ず訪れる時間帯があります。おひとりか、複数のお客さまが、静かに、棚に目を向けながら、ときに気になった背表紙に手をつけ、そっとページをめくる。すこしずつ移動しながら、たまにページをめくる音だけが聞こえる。周りにも、手にとった本にも心を配った、静謐な時間。そんな時の流れを感じると、本屋さんになってよかったなと、心からそう思います。

 

本をゆっくりと選ばれるお客さまを、ぼんやりとながめつづけていたいのですが、それではお店が続けられません。一見のんびりと見える本屋さんにも、おもてにうらに、さまざまな仕事があります。

 

お店によってちがいがありますので、ここからはわたしの仕事の話ですが、いろいろな作業のなかで、群を抜いて好きなことがあります。それは、

 

「棚面(たなづら)を合わせること」

 

です。

 

聞き慣れないこのことば、ちょっと造ってみました。本棚に並べる本の背表紙を揃えることなのですが、正式なことばがありましたら、どなたか教えてくださるとありがたいです。

 

お買い上げいただいた本は、売上データとして残ります。棚にはすき間として跡が残るのですが、手にとって戻した本も、ちょっとした棚の乱れとして跡を残します。たしかに触れられたというその証。棚をそろえながら、どう並べ直そうかと思案する時間もまた、だいすきな時間です。長くなりましたので、続きはまたの機会にでも。